線香、どれでもいいの?
お仏壇で線香を焚きたい、
創価学会員の方へ線香をプレゼントしたい、
そんな時、みなさんはどうやって線香を選びますか?
正直どれを選べばいいの?と悩んでいる方へ、少しでも参考になればうれしいです。
目次 ・いつから線香を焚くようになったの? ・線香には2種類ある ・なぜ線香をあげるの? - 一般的な説 - 創価学会では ・創価学会専用の線香はあるの? ・煙が少ない線香が無難 ・創価学会向け オリジナル線香 ・まとめ
いつから香を焚くようになったの?
香りの歴史は古く、古代インドが発祥であると言われています。
今のような”線香”ではなく、植物由来や動物由来の香りを楽しむものと、医療目的で使用されるものがあったそうです。
日本においては7世紀に香木「沈香」が 淡路島に 漂着したと日本書紀に書かれていることにはじまります。
8世紀に唐の鑑真が仏典とともに香木と薬をたくさん携えて、各種の香料を 蜂蜜や梅の果肉などを使い練り合わせて作る「たきもの」の製法を伝えたといわれております。
同時に香りは貴重で価値のあるものであり、香木や香辛料のもつ抗菌作用や鎮静作用は仏前を清め、感謝の意を捧げる『供香』の文化も伝わりました。
沈香や白檀などの香木を粉末にしたり刻んだものを、漢方の生薬として薬効成分も高いその他の香原料をまぜ合わせて焚いてくゆらせる使い方であり、「焼香」と呼ばれる方法です。
現在のような棒状の線香は、安土桃山時代16世紀末の天正年間に中国から伝わりました。
日蓮大聖人御在世当時もチップ状の香木を焚いたり、練った香りを供えていたのではないかと思われます。
線香には2種類ある
線香には「匂い線香」と「杉線香」の2種類あるってご存知ですか?
杉線香
杉線香とは、杉の葉を原料に製造されている線香で、杉特有の心地よい芳香が心を落ち着けてくれます。
煙も大量に発生するので室内では使用しない方が良いです。お墓参りなど外で使うには向いています
匂い線香
匂い線香とは、椨(タブ)の木の皮と白檀(ビャクダン)などの香木、アロマ系などの香料を原料にして製造された線香です。
一般家庭でよく使われているのがこのタイプです。
煙が少ないものが多く、長さも短寸・長寸など種類が豊富で、用途に応じて選びやすくなっています。
なぜ線香をあげるの?
そもそもなぜお線香をあげるのでしょうか。
お線香選びの前に、お線香をあげるという行為に込められた意味についてご紹介します。
一般的な説
①故人へのお供え
亡くなった人は、仏の世界へ旅立つまでの四十九日間、線香の香りだけを食べると言われています。
そのため、故人が亡くなってから四十九日間は、故人の好きな香り(食べ物)を絶やさないようにしようという風習があります。
②自身の身を清める
俗世で汚れた自分自身の心や体を、お線香の香りで清めるという意味もあります。
③ 仏様となった故人と心を通わせる
お線香の香りが故人の食べ物となるように、「お線香をあげる人の心」と「仏様となった故人」を、お線香の香りで繋げることができると考えられています。
亡くなった故人を偲び、自身の身を清め、仏様に近況報告などをするわけですね。
創価学会では
それでは、創価学会ではどうでしょうか。
実は、創価学会の御書にはお線香を焚くことに関する御文があります。
「一生成仏抄」 (御書383ページ) の中に、
「仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なり」とあります。
これは「仏の名を唱え、経巻を読み、華(おしきみ)を供え、香(線香)をたくことまでも、全て自分自身の一念に功徳・善根として納まっていく」という意味で、広布の行動はどんなにささやかに見えることでも全て、そのまま我が生命の功徳善根となっていくことをあらわしています。
創価学会では、お線香を焚くことも功徳を積む行いの一環ということですね。
創価学会専用の線香はあるの?
それでは本題、創価学会専用のお線香って、あるのでしょうか?
答えは「No」です。
線香はこれでなければいけないという決まりはなく、基本的にどれを使っても大丈夫ですので安心してください。
煙が少ない線香が無難
個人の好みによりますが、「煙が少ない」線香が好まれる傾向があるため、
創価学会専門店では、ほとんどが煙の少ない線香を扱っています。
創価学会では、お仏壇の前で手を合わせる習慣がついている方も多いです。
高い頻度で線香を焚く場合は特に、部屋の汚れや体への影響も考えて、煙が少ないものが好まれやすいといえます。
とくにマンションなどの集合住宅は、 気密性が高いため、
線香の煙や香りがいつまでも部屋に残ったり、近隣の部屋に届いてしまうこともあります。
創価学会向け オリジナル線香
創価学会員さんに向けて、仏壇店が作ったオリジナルの線香がいくつか販売されていますので、ご紹介します。
どれも微煙タイプで、商品名やパッケージの色使いも学会員さん向けですので、ちょっとした贈り物にもいいですね。
ルネッサンス スピリット(大)
価格:1,730円(税込)
こちらから購入
・煙が少なくフローラル系の香り
・SGIメンバー向けの英語表記パッケージ
広布桜(大)
価格:1,350円(税込)
こちらから購入
・煙が少なくムスクの甘い香り
広布桜 蓬(大)
価格:1,480円(税込)
こちらから購入
・煙が少なくよもぎの香り
青春桜 ひのき(大)
価格:1,250円(税込)
こちらから購入
・煙が少なくひのきの香り
まとめ
創価学会専用の線香は基本的にはありません。供養する心があればいいのです。
どれにしようか迷った場合は、煙の少ないものから好みの香りを選んでみてください。
使う人の好みの香りがわからない場合は、創価学会オリジナル線香もおすすめです。
ぜひ、お好みのものを探してみてくださいね。
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